再入院1日目
痛み止めの点滴をしてもらい
右肩から右胸下にかけての
殺してほしいくらいの苦しい痛みから
すこし解放された。
まだあくびや深呼吸するときついけど。
ベッドを90度にしないと耐えられなかった痛みが今はベッドに横になれている。
こんな痛みに耐えてモルヒネを投与しても効かない患者さんがいると思うと、日本は安楽死を認めたほうがいいと思う。
肉体があるから痛みがあり、痛みに苦しめられる。
痛みから解放されたいのであって、死にたいわけではないけど、肉体から離れることが唯一の痛みからの解放なら、そうするしかないんじゃないか。
本人は、楽にしてほしいんだから。
無理矢理生かすことが拷問でしかないなんてむごすぎる。
殺してほしいくらい痛かったので、
そんなことを考えた。
今はだいぶ落ちつきました。
........
痛いだの苦しいだの書いてしまったけど、
実はわたしはすごく今幸せです。
なんだこいつ?自己啓発か?気でも触れたか?と思われるかもしれませんが、
病気になって入院してから
たくさんいろんなことに気づけて
たくさんの素敵な出会いがあって
周りにいてくれる大切な人々の存在の有り難みを感じました。
健康な時は、ないものねだりに苦しんでいました。
あれがほしい、これがしたい、あれがやだ、これがやだ
美容や人間関係やお金、いろーんなことにばかり悩んでいました。
私はその時体は健康で、五体満足だったのに。
たくさん周りに素敵なひとたちがいて、たくさんのものに囲まれていたのに。
私欲ばかりに目が眩んでいたんだと思います。
ただのクズでした。
すごくありがたい毎日だったのに、私の心はいつも不満がありました。
でも病気になってから、熱が出ないことが嬉しかったり、どこも痛くないことに奇跡を感じたり、東京からわざわざ3時間くらいかけてお見舞いにきてくれた恋人や友人たち、地元からお見舞いにたくさんきてくれた家族や友人たちに心から感謝、感激の日々でした。
病院の看護婦さんたちも優しくていろんな話をして盛り上がったり、人が好きな私は世代が違う患者さんたちとも仲良くしてもらったり、すごくすごく毎日が楽しかったんです。
私、病気なのに
こんなに楽しんじゃっていいのかなぁって
何度も思いました。
先に退院していった仲良くなったおばあちゃんとは、さっきも電話で話しました。
もう友達以上家族未満の関係です笑
電話口で私のことで泣いてくれてなんか私まで泣いてしまいました。
ありがたいし嬉しいですよね。52歳も離れていて、ただ病室で隣だっただけなのに、こんなふうになるなんて。
入院時期が被った同世代の女の子とも毎日頻繁にラインを未だにしていて、退院したあとにお見舞いにも来てくれました。もう大事な大事な友達です。
病気になってから、私はものすごく満たされて生きていたってことに気付いたんです。
何年か前はめちゃくちゃな生活だったころもあったし、その頃を知っている人はざまぁwwwと思うかもしれないんですが、
私は病気になって本当に良かったし病気にものすごく感謝していて、とても幸せな気持ちで毎日を過ごすことが多くなりました。元気な時より自分でも笑うようになったと思います。
側から見たら私は不幸に見えると思うし、それもわかります。まだ若いのに..とか、なんでそんな体が弱いの..とかよく言われます。笑
でも同情してもらうことも嬉しいし
私、かわいそうでしょ?!笑もっと優しくしてー😆😆って感じなので。どMなんでしょうね。笑 どうしようもないですね。
当の私は案外毎日のんべんくらりとヘラヘラ生きています。
確かに虚弱だし
痛いとか苦しいとかはたまにあるけれど、
ずっと続くわけではないし
きっとどんな形でも終わりは来ると思うので
今は毎日を楽しく生きたいです。
生きたいとか死にたいとかより
生きることになったら生きていくし
死ぬ時は死ぬんだなぁと思っています。
とても楽しい人生だっだので、特に大きくやり残したこととかが思い浮かびません。
あ、VRはもっとやりたいかな笑
たくさん本が読めて、たくさん映画が観れて、
いろんな人と話せて、心配ラインがたくさんきて、お見舞いが来て、割と毎日時間が早く過ぎます。
落ち込むこともたまにはあるけれど
基本は適応力に長けているので元気です。
明日はICUから出られるかなー笑